この度の「日本カンナビノイド協会」設立に向けて、カンナビノイドを研究する者として一言述べさせていただきます。世界においては、カンナビノイド産業の発展は目覚ましいものがあり、日本にも海外から数多の製品が輸入され事業者も増えています。
ご存知のように日本においては、カンナビノイド(大麻草由来成分)の取り扱いについては、法律によって厳しく制限されております。日本におけるカンナビノイド産業の健全な発展には、取扱事業者の十分な知識の習得と倫理観の養成が不可欠であることは言うまでもございません。貴協会の設立によって、ようやく日本のカンナビノイド産業が正しく成長する体制が整いました。誠に喜ばしいことだと思います。
今後、協会と学会が両軸となり、産学連携によるさらなる研究・事業を推進し、業界の発展に寄与することを期待いたします。

新 垣   実
一般社団法人 日本カンナビノイド協会 顧問